保育園のキャリアパス・人事評価設計

私たちの園らしい「人材育成」は、私たちの園らしい「人事制度」から

キャリアパス設計

保育園の
キャリアパス設計
○ 等級制度 ○ 評価制度
○ 研修体系
「利用者からも保育者からも選ばれる園でありたい」
「頑張っている人を評価できる制度を作りたい」
「職員同士が学び合い、成長できる職場風土にしたい」

理想の園を実現するために、私たちネクサスは全国の保育園の人材育成を仕組みづくりからお手伝いしております。
仕組みづくりとは、等級制度・評価制度・研修体系・共有ツールなどを設計することです。それらを組織ごとの理念や価値観に沿って検討し、人材育成が継続的・計画的に取り組めるよう仕組みの設計コンサルティングから運用まで伴走いたします。
ネクサスは【私たちの園らしい人事制度】設計を検討されている方のお力になりたいと思います。まずは無料相談でお話してみませんか。
目次

保育園のキャリアパス・評価制度について

なぜ保育園にキャリアパスが必要なのか
これまでの保育園の組織構造は、左の図のようなポストが園長や主任のみで一般職員(保育士)は後ろに並んでいる状態でした。この組織構造では「職員の成長段階が見える化」できてないですよね。
右の図の方が、今後の自分の成長をイメージし、キャリア形成をしやすいのではないでしょうか。
厚生労働省からも、平成27年ごろから処遇改善Ⅰや処遇改善Ⅱ(キャリアアップ研修)がおりてきました。処遇改善Ⅱでは、副主任保育士や職務分野別リーダー、専門リーダーなどのミドルリーダー層を設置し階層的にしています。
このように、職員が将来を見通して永く働くことができる職場にするためにもキャリアパスは必要な仕組みと言えます。
キャリアパスがもたらす数々のメリット
1. 組織の成長

園の方向を明確にすることで、すべての職員が同じ方向を見て保育をすることができます。園らしい考え方や行動などを共有し組織文化(園らしさ)が醸成されます。また、同じ目的をもった職員の集まりは、協力したり補い合ったりチームのために仕事ができるようになります。

2. 長期的な人材育成

リーダーがなかなか育たない…。新人とベテランのみで中堅層がいない組織構造…。こんなお声もよく伺います。 キャリアパスは、新人から管理職やスペシャリストになるまでの段階(ステップアップ)を示します。その段階ごとにどのような研修や経験が必要なのかを組み込むので、場当たり的ではなく体系的な育成計画を立てることができます。

3. 一人ひとりの主体的な成長

キャリアパスが明示されていると、保育士は自分の将来像をイメージでき、自分のキャリアプランを描きやすくなります。保育園の目指す方向が明らかになっているため、目的意識をもって仕事に取り組み、先を見通した主体的な努力を促すことができます。

4. 評価や処遇の根拠

各ステージごとに必要な能力や期待する行動を明示することで、評価基準のモノサシができます。 「頑張っている人を評価したい」とご相談いただくことが多いですが、まずは自分たちの園の「頑張っている人」はどんな人なのかを具体的にすることから始めます。それは結果的にキャリアパスをつくることになるので、人材育成のための評価をしたいという方にはキャリアパスを根拠にした評価づくりをおすすめしています。

自分たちでの制度設計が進まない理由と外部にコンサルティングを依頼する意義

保育や他の業務もあるので設計の時間が作れない

キャリアパス表、評価シートの作り方がわからない…

姉妹園の意見集約ができない

自分たちでの設計が進まないとき上のようなことはありませんか。保育園に専任の人事担当者がいない場合、経営者や管理者が兼任して設計を進められるのではないでしょうか。 外部に依頼(アウトソース)することで、人事制度をイチから学び設計する時間を短縮し、バランスの取れた制度ができます。第三者が打ち合わせに参加することで、他園の事例なども教えてもらえることもあるので、園を客観的にみて人事戦略的に設計することができます。

ネクサスと設計するキャリアパス・評価の特徴

専門性+組織で働くためのスキル体系

●マインド
●業務スキル
●マネジメントスキル
●専門(保育)スキル
保育園で働くためのスキルを上記4つのカテゴリーに分けて言語化しています。

保育園にあったキャリアパス設計

等級制度の設計方法にはいくつか種類がありますが、保育園のコンサルティングに多く携わってきたネクサスだからこそ提供できる設計ノウハウがございます。
詳しくはご提案する際にお話しいたします。

人事評価制度では納得性を重視

保育園の仕事の成果は具体的な数値にすることが難しいです。
職員育成を目的にしたときに評価制度をよりよく活用するには、正確性よりも納得性が重要と考えます。

評価は査定ではなく振り返りの機会

保育士一人ひとりが主体的に成長することを考えるのであれば、上司は審判ではなくコーチ役としてジャッジではなく振り返りをサポートすることがよいと考えます。

キャリアパス・評価制度設計コンサルティングの流れ

キャリアパスを設計し、その後評価制度設計を行います。

キャリアパス設計では、職員像からステージ設計を行い、必要なスキルや研修体系、役割定義を決定します。
評価制度設計では、評価方法の選定・キャリアパスをもとに評価項目や評価シートの設計・評価フローや昇格要件を決定します。打ち合わせは基本的にオンラインで実施しておりますので、全国各地どの園さまも、姉妹園が離れている園さんでも設計ができます。

共有化ツール (園BOOK・キャリアパスガイド)

コンサルティングを行い設計した人事制度は、園BOOKもしくはキャリアパスガイドのどちらかの形で納品いたします。冊子のため人事制度を園に浸透させるために共有ツールとして活用することができます。

園BOOK(約200ページ)

保育園で働く上での基本マニュアルや、園での決まりごと、キャリアパスを収録した冊子です。キャリアパスはコンサルティングし、その他のテーマは内容をご確認いただき修正や必要事項の入れ込みを行います。

【園BOOK目次】

01. 基本理念
02. 保育理念
03. 保育目標
04. 保育方針
05. 組織の全体像

キャリアパスガイド(約60ページ)

園BOOKの中から、キャリアパス部分だけを収録した冊子です。キャリアパスはコンサルティングを行いカスタマイズします。

01. キャリアパスとは
02. 人事ビジョン
03. ステージ(等級)
04. スキルアップのために
05. 役割
06. 昇格要件
07. 評価制度
08. 賃金制度 *設計はオプション

運用サポート

「保育施設専用人材育成支援クラウドCAN-PATH」の一定期間無料利用

人事制度のサイクルを回すため「保育施設専用人材育成支援クラウドCAN-PATH(キャンパス)」を一定期間無料で利用できます。

●設計した評価制度をパソコン上で運用できる【評価クラウド
 評価シートの作成、管理ができます。保育施設専用の使いやすいシステムです。

●キャリアパスの基本スキルを獲得するための【オンライン研修
 リアルタイム双方向型での研修、グループワークで他園の保育士との意見交換も。
 目的別講座:メンター、段取り力、アンガーマネジメントなど多種テーマ
 階層別研修:初任者研修・中堅研修・リーダー研修・管理者研修

キャリアパス活用セミナーの実施やメールマガジンを配信

キャリアパス導入園さま限定のキャリアパス活用セミナーやメールマガジンを配信します。

*その他のサポートもございます。詳細はご提案の際にお話いたします。

ネクサスのコンサルティングが選ばれる理由

14年以上保育園に特化して関わり続けてきた理解と実績

これまで、120園以上の園の制度を作成するにあたって、それぞれの園の個性や状況に合ったものをご提案し、一緒に設計しています。経営者の方の、「こんな人材育成をしたい」というイメージをカタチにします。
【過去事例】
・自園の特色ある保育を提供できる職員を育てていきたいので、姉妹園間で人材育成の方針の共通認識を図りたい
・1年目からしっかり独自の保育スキルを身に着けて現場で活躍できる仕組みにしたい
・人員に余裕を持たせているため、階層ごとにじっくりと経験を積み育成する仕組みにしたい
・ゲーミフィケーションの考え方で、職員が自分の成長を楽しめる仕組みにしたい

保育園の人事制度の知識とノウハウを学びながら設計できる

設計プロセスが学習の場です。人事制度の知識に自信がなくて気後れしてしまう…そんな方でも大丈夫です。キャリアパス設計のコンサルティングの前にオリエンテーションを組みこんでいるので、プロジェクトメンバー全員で保育業界の人事制度について共有した上で進めることができます。また、キャリアパス設計の際には、カード形式の雛形をご用意していますので、視覚的に共有して設計を進めることができます。わからない部分があれば担当コンサルタントまで都度質問いただけます。

キャリアパス設計だけでなく、「職員のスキルアップ研修」「人事評価」までの取り組みが繋がっている

作って終わり、の制度にならないよう伴走する体制をとっています。人事制度全体のサイクルを回すために、「保育施設専用人材育成支援クラウドCAN-PATH」を一定期間無料で活用いただけます。設計した評価制度をパソコン上で運用できる評価クラウドや、キャリアパスの基本能力を獲得するためのオンライン研修などを活用し職員育成の機会をご提供します。その他、キャリアパス活用セミナーやメルマガも配信しておりますので、活用のヒントにしていただけます。

お客様の声

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キャリアパスをもとに
人事評価を確実にやることが大事

キャリアパスを作ったのは、平成27年度の処遇改善加算Ⅰがきっかけです。それまで園に無かったので、人事制度というものを勉強しながら構築しました。作る前は、毎年園長と職員の面談だけを実施していたので、キャリアパスをもとにして始めた能力評価は、最初は現場に浸透させるのは難しかったです。

それから数年、取り組み続けることで職員も慣れてきて、評価というチェックのプロセスがあることで「経験したことが積み上がっている」という意識が持てるようになったようです。
これまで園長が全員の評価をしていましたが、今年度からCAN-PATHを使って主任を間に入れる段階評価に変えたことで、より細かく職員の様子を見ることができるようになりました。

取り組んでみて感じるのは、表面的な仕組みにならないよう、キャリアパスをもとにした人事評価を確実にやることが大事だということです。現場が忙しく余裕のない園ほど、自分たちだけで取り組むのではなくフォローアップしてもらえるというのはメリットかなと思います。その点、うちはネクサスさんに長くフォローしてもらっているので、相談できて助かっています。

認定こども園子どもの森(福島県会津若松市)

[インタビューにお答えいただいた方]
学校法人 白梅  理事長 橋本先生

[法人データ]
園数 4園 / 職員数 150名
導入時期 2015年12月

設計を通してより良い人材を育てていこう」という想いを一致させることができた

以前から法人としてキャリアパスの必要性は認識していましたが、自分たちだけではどう作っていいかわからず、まずは保育部門からきちんとしたものを作ってみようと思いネクサスさんにお願いしました。設計のノウハウも学べたので、現在は保育部門を参考に他の事業所でもキャリアパスの作成に取り組んでいます。​

設計の過程では現場の声を反映させるため各園の園長と主任が打合せに参加し、園で話し合ったものを持ち寄るという形を取りました。6園の意見をまとめるのは大変でしたが、作るということを通して「みんなでより良い人材を育てていこう」という想いを一致させることができたのはとても良かったです。

職員にとっては、自分の進むべき道や今何をすべきかがはっきりしたと思います。例えば副主任になったら何をするのか、など役割が見える化できました。園の異動もあるので法人で統一した基準を作れたのは大きかったですし、現在作成中の自己評価シートを考える際にもやはり共通認識としてのキャリアパスが重要だなと感じています。

福島福祉施設協会(福島県福島市)

[インタビューにお答えいただいた方]
社会福祉法人 福島福祉施設協会
事務局長 清野様

[法人データ]
園数 6園 / 職員数 160名
導入時期 2018年1月

キャリアパスは
この園で経験を積んでいく上でのものさし

キャリアパスづくりは正直大変でした。リーダー6名で話し合って作りましたが、作る過程での「これまでやってきたことを文字に起こすだけで、全く新しいこと・難しいことをするわけではないんだ」という職員の感想が印象に残っています。キャリアパスという、園になかった仕組みづくりでしたが、実は土台や素材となるものは園にあって、それを整理して形にすることは保育の良い振り返りにもなりました。

キャリアパスはこの園で経験を積んでいく上で基準となるものさしです。今までは先輩の背中を見て、「こんな保育士になりたい・こんな保育がしたい」というざっくりとしたイメージだけでしたが、ものさしによって「私は今このステージにいて将来こんなことができるようになりたいな・じゃあ今これを頑張らなくてはいけないな」という、未来と今を見比べることができています。

また、自己評価で個々の振り返りの手がかりやその後の向上に繋がっている印象があります。本人が自分を客観的に見て目指したいキャリアの方向性を考えられるので、管理者として職員育成にも役立てています。

社会福祉法人よこて愛燦会(秋田県横手市)

[インタビューにお答えいただいた方]
社会福祉法人 よこて愛燦会 
旭保育園 園長 伊藤様

[法人データ]
園数 2園 / 職員数 48名
導入時期 2016年1月

もっと知りたい!キャリアパス設計コンサルティング

Q.どれくらいの期間で設計できますか?

おおよそ6~10ヶ月で設計可能です。
あくまでも目安ですので、いつまでに整備したいか・いつから運用したいか・どのくらい時間をかけて設計したいかなど、ご希望を伺った上で設計スケジュールをご提案いたします。お気軽にお問い合わせください

Q.どのような法人・園での設計実績がありますか?

「園数が増えたことで法人としての考え方が浸透しづらい、目が行き届きにくくなった」「法人内で人事異動があるが、育成の方針やスピードなど園によりムラがあるため、異動の意義や納得性を見出せないでいる」

などというお悩みをお持ちの法人さま・園さまのキャリアパス設計の実績がございます。

特に、ここ数年は施設数が増えたことによるマネジメントのためにキャリアパスを整備したい、職員の育成の基準を明確にしたいというお問い合わせが増えております。

また保育園だけでなく、こども園・幼稚園でも多数設計実績がございます。

Q.他社と比較して、ネクサスのキャリアパス設計の強みは何ですか?

保育園に特化した設計内容であることです。

多くの保育園では、一般企業の人事部のような専門部署や専任の担当者がいるわけではありません。キャリアパスの知識が無い方にも設計プロセスを通してキャリアパスへの理解を深めていただくことができます。そして設計に使用する資料・共有化のためのマニュアルなどはすべて、保育園で働く方が読んで理解しやすいものを用意しております。

また、キャリアパス設計に携わるコンサルタントも保育業界への理解が深く、多くの園様のキャリアパス設計を手掛けているプロです。保育施設特有の人材育成のお悩みや課題にとことん寄り添い共に考えます。

現在の課題・解決したい内容など、ご相談は無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

Q.打ち合わせは遠方でもできますか?

はい、キャリアパス設計の打ち合わせは基本的にオンラインで実施しておりますので全国どこでも対応できます。
オンラインでのやり取りに不安がありましたら事前にお知らせください。

Q.費用について知りたいのですが

資料請求お問い合わせよりお問い合わせください。

Q.自園の人事制度(独自で作った人事制度、以前他社と作った人事制度)の見直しもお願いできますか?

はい、まずはご相談ください

現在の活用状況や見直しに期待する内容、どのような運用をしたいかなど、詳しくお話を伺った上でどのような方法での見直しが可能かご提案いたします。

Q.設計に関わるメンバーは何人くらいが適切ですか?

打ち合わせの参加者は、話し合いがまとまる人数を目安に、最大でも6名程度を想定しています。

これまでの例ですと、施設長のみという場合もあれば、施設長からミドルリーダーまで参加される場合、複数施設ある法人様の場合は法人本部の方と各施設長が参加される場合もございます。打ち合わせをどのような場にしたいかによってメンバーの選定も変わりますので、園様のご希望に応じて対応いたします。

メンバー選定も含め、進行についてのご相談がございましたらいつでもお問い合わせください

Q .キャリアパスを運用できるか不安です。完成後に運用のサポートはしてもらえますか?

はい、お任せください。

「キャリアパスの職員への周知に手間取ってしまう、共有がうまくできない」
「評価をやってみたけど思ったようにできなかった」
「面談を効果的に行うために事前に相談したい」
「1年運用後の見直しをしたい」など、随時伴走するようなイメージでフォローいたします。
サポートが必要な際にお電話やメールなどで声をかけてくだされば、日程調整して電話・オンラインなどで対応いたします。

Q.相談は費用がかかりますか?またどの時点から費用が発生しますか?

ご相談は無料です。ご契約いただくまで費用はかかりません。

まずは園様の現状や課題、ご要望を伺った上で弊社のキャリアパス設計のご提案をいたします。ここまで費用はかかりませんので安心してご相談ください。ご提案内容に基づき契約が交わされた時から費用が発生いたします。

Q.賃金設計も依頼できますか?

キャリアパス設計のオプションとして賃金設計も可能です。まずはご相談ください。

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「詳しい料金を知りたい」

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